MOT(技術経営)とは?背景や得られる効果を解説 | 顧問バンク

コラム

MOT(技術経営)とは?背景や得られる効果を解説

MOT

企業やメーカーが製品を開発する場合、企業独自の技術は生産活動の手段であると同時に、財産そのものと考えることができます。しかし、企業によっては技術を軽視するあまり、自社のノウハウが社外へ流出し、売上や利益に影響が及ぶケースもゼロではありません。

そのようなリスクを避けるには、MOT(技術経営)と呼ばれるマネジメントが重要です。今回の記事では、MOT(技術経営)とは具体的に何のことか、様々な施策内容や経営者が取るべき対策を詳しく解説します。

MOT(技術経営)とは?日本に必要な背景

MOTとは「Management of Technology」の略称で、日本語では「技術経営」と訳されます。企業が持つ独自技術を管理し、経営資源として活用することがMOTの目的です。

日本の企業には、高い技術力を活かして自動車や家電製品などの製造開発を行い、経済成長を遂げてきた歴史があります。しかし、商品やサービス開発をする際に生まれた「技術」や「ノウハウ」を経営資源として捉え、経営に活かしている企業はごく少数です。さらに日本の製造業を支える企業はほとんどが中小企業であり、昔ながらの経営環境から脱却できておらず、技術やノウハウを活用しきれていないことも珍しくありません。日本経済を成長させるためには、中小企業にもMOTの考えを浸透させることが急務と言えます。

今や多くの企業は国内のライバル企業としのぎを削るだけではなく、海外の企業やメーカーとの熾烈な競争も勝ち抜いていかなければならない時代です。このような状況で、質の高い製品を開発し優位性を保つためには、MOTの考え方に基づき自社の技術を重要な経営資源と捉える必要があります。

経済成長が鈍化し「失われた20年」が過ぎた今、多くの企業はこれまでの経営手法を一新していかなければなりません。経営資源は「ヒト・モノ・カネ」と呼ばれることが多いですが、それと同等、またはそれ以上に技術やノウハウを管理し、活用する体制の強化が求められているのです。

MOTの施策内容や得られる効果について

MOTでは「技術」という経営リソースをいかに創造するか、どう研究開発を行うかといった戦略の立案が重要です。それと同時に、製品やサービスを事業化するための投資管理やマーケットへの訴求方法についても考える必要があります。技術補完のために他企業とアライアンスを組んだり、技術を特許化して権利化、秘匿化したりと、今の体制にはないあらゆる取り組みの導入を検討しましょう。

人々の価値観も多様化する現代は、単にモノを作れば売れるという時代ではなくなっています。MOTの考えをもとに、市場のニーズにマッチした商品やサービスを開発することが企業の成長、生き残りにつながると言えるでしょう。

MOT人材の育成方法

MOTに精通した人材を育てるには様々な方法がありますが、もっとも一般的とされているのがMOTを専門的に教える大学や教育機関の講義を受けることです。例えば東京理科大学大学院では「技術経営専攻」というコースが用意されており、MOTを専門的に学ぶことができます。

ほかにも立命館大学大学院や東京工業大学など、MOT専門のコースが設けられている大学は多数存在します。経済産業省は日本企業が今後も生き残っていくためにはMOTの考え方が必要不可欠と考えており、産官学が共同でMOT人材の育成を推し進めています。

MOTの強化のために経営者がすべきこと

MOTには高い技術力を持つエンジニアや職人の知見が必要不可欠です。仮に自社から優秀な人材が引き抜かれてしまうと、MOTの実現も難しいものになってしまうでしょう。そのため、会社で働く従業員にとってモチベーションを維持しやすい環境を整えることも、経営者が取るべき重要な施策の一つです。

公平な評価制度はもちろん、長時間労働やハラスメントなどの労務環境上の問題も従業員のモチベーションに大きく影響してきます。MOTを実現するためには、基本的な労働環境の整備に加えて、リモートワークや休暇制度などの充実も重要な要素となるでしょう。エンジニアが「この会社で働き続けたい」と思うような魅力ある会社作りをすることが、経営者に課された大きな課題と考えることもできるのです。

MOTマネジメントの経験者をアドバイザーに迎えましょう

技術力を経営資源と捉えるMOTの考え方を感覚的に理解できたとしても、自社で具体的に何をすれば良いのか分からないというケースも多いのではないでしょうか。MOTに精通する人材を従業員として迎える方法もありますが、日本にはMOTの経験やノウハウがある人材が少なく、ただ募集をかけるだけでは応募が見込めないのが現状です。

そのような場合におすすめなのが、MOTマネジメントの経験者を顧問やアドバイザーとして迎え入れる方法です。

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