コラム
「ブランディング」というと、企業が顧客に対して、企業や製品の世界観を発信する「アウターブランディング」に目が向きがちですが、企業の内部で自社ブランドの価値を共有する「インナーブランディング」に取り組む企業も増えています。
今回は、インナーブランディングが具体的にどのようなものなのか、この活動にはどのようなメリットがあるのか、自社内でどう活動を展開していけば良いのかを解説していきます。
アウターブランディングについてはこちらの記事をご覧ください。
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目次
インナーブランディングの概要は冒頭で述べた通り、自社の社員、従業員が会社の価値観=ブランドを共有することです。では、なぜこうした取り組みが必要なのでしょうか? スポーツで例えるとわかりやすいかもしれません。
例えばサッカーチーム。ファン層に対しては、ロゴマークやチームの統一カラー、チームソングやオリジナルグッズなどでブランドを発信しています。こうしたアウターブランディングは一種のファンサービスになり、ファン同士の絆を強化する絶好のツールになります。しかし、そのチームが真に魅力を発揮するためには、勝ち続ける強さが何よりも重要です。この強さを抜きにしては、外向けにどれだけブランディングを図ってもファン層の拡大や人気向上は図れません。
企業のインナーブランディングも同じです。顧客に向けたブランディングも重要ですが、まず同じ会社で働く社員、従業員が企業価値を共有し、一致団結して業務やサービスにあたる環境を創り出していくことが重要になってきます。
以下では、インナーブランディングが企業にもたらすメリットについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
インナーブランディングの目的を簡単に表現するなら、「この会社の一員であることを社員や従業員に強く根付かせること」に尽きます。東京ディズニーランドで働くスタッフを思い浮かべるとわかりやすいでしょう。
「キャスト」と呼ばれる従業員は、共通の価値観を持ち、一丸となって業務にあたっていますが、これは採用や研修時に理念を共有することによって自分の仕事、持ち場に対して強い誇りと愛着を持ち、日々の接客にあたる仕組みが機能している好例です。インナーブランディングに取り組むことで、どの企業でも従業員のモチベーションアップを目指せる可能性があります。
その会社の一員であることに誇りや愛着を持つことができれば、離職率も抑えられます。給与や待遇など労働条件を改善することも大切ですが、自社の社員、従業員が高いモチベーションを維持しやすい環境を整備することも重要と言えるでしょう。
東京ディズニーランドを訪れたゲストの誰もが高い満足を実感できるのは、従業員や社員がインターブランディングによって共有された世界観を体現することに情熱を傾けているからです。
一般企業も、業務で大切にしたい価値観や顧客への接し方を社内で共有することで、従業員の意識が変われば、日々のタスクの中で顧客満足に直結する質の高い仕事ができるようになるでしょう。
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では、具体的にインナーブランディングはどのような手順で進めていくべきでしょうか。
第一歩は企業の現状把握です。まずは経営の中心人物にヒアリングを行い、経営理念やビジョンを明確にします。役職を持たない従業員に対してはアンケートを実施し、自社に対してどのようなイメージ、意識を持っているかを浮き彫りにすることで、自社ブランドの現況を評価・分析します。
この調査結果に基づいて、企業が目指すべき理念や行動指針を策定。さらに、ここで定めた企業価値を社員や従業員にどう周知させるか、共有させるか検討し、コミュニケーション計画を練っていきます。そのためのツールが次項で取り上げるクレドやブランドブックです。
企業理念やビジョンを策定しただけではインナーブランディングを進めることはできません。これを全社員・従業員が自覚し、共有することで初めて、実効性のある取り組みになります。そのためには、下記のようなコミュニケーションツールが不可欠です。
クレド(Credo)とは「信条」「志」「約束」を意味するラテン語で、企業の価値観や行動指針を簡潔に表現したものです。これをカードや名刺などに印刷し、目に付くところに置きます。すると、ことあるごとに文言を見返すことができ、社員・従業員の誰もがこの簡潔なメッセージを共有することができます。
自社のブランドをイメージしやすいストーリーに表現した小冊子、動画です。簡潔な言葉からなるクレドを補完して、企業のメッセージをよりわかりやすく、印象に残るような形で発信していく役割があります。
自社の経営目標や理念、行動指針、歴史的経緯などをコンテンツとしてまとめたWebサイトです。社員・従業員はこれを閲覧することで、自社の価値観に触れ、目的意識の共有を図ることができます。
クレドで語られているような自社の価値観や行動指針を、簡潔なキャッチコピーと印象的なビジュアルで表現したポスターです。社内各所に掲示することで全社員・従業員が日頃からこれを見られるようにします。
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自社の目標や価値観を全社で共有し、これを仕事へのモチベーション向上や離職率改善、顧客満足に活用するための取り組みがインナーブランディングです。言葉にすると簡単ですが、実際のブランディングにはマーケティングのノウハウや、調査分析スキル、理念をキャッチコピーやビジュアルに落とし込むためのクリエイティブ力が必要となるため、社内だけでこれを実現するのはなかなか難しいかもしれません。
そのため、インナーブランディングを成功させるには、企業や商品のブランディングに精通する外部の専門家にアドバイスを求めるのが良いでしょう。次世代型のマッチングサービス「顧問バンク」なら、6000人を越える登録者から企業が求めるスキルを持つ人材をピックアップできます。広告や広報に明るい人材はデザイナーやライターの人脈も豊富なので、パートナーのアサインも任せられるでしょう。
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