コラム
新型コロナウイルス流行の影響を受け、採用市場では様々な変化が起こっています。そのため以前と同じ採用活動を行っていてはリスクが大きいだけでなく、思うように人材を採用できない可能性もあります。
具体的にどのような変化が起こっているのか、どういった課題をクリアしていかなければならないのかなどについて解説します。
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目次
コロナ禍において採用活動でどういった変化が起こっているのかご紹介します。企業が採用活動を行う際に押さえておきたい変化のポイントは以下となります。
毎年多くの会社説明会や就活イベントが行われていますが、感染拡大につながる恐れがあるため中止が相次ぎました。会社説明会などは屋内で行われることも多く、たくさんの人が集まることから3密になってしまう恐れがあるためです。
直接対面式での採用活動を行うのは難しい状況であるため、オンライン選考を導入する企業が増えました。オンライン選考であれば、密を回避しながら対応ができるためです。
しかし、オンライン選考をするためにはインターネット環境や各種ツールの準備などが必要であるため、その準備に追われてしまった企業も多いようです。
会社説明会や就活イベントだけでなく、採用活動自体を中止する企業もあります。例えば、一部の旅行代理店や航空会社は、2022年度の新卒採用見送りを発表しています。
また、中止とまではいかないものの、大幅に採用活動を縮小・停止することを決めた企業も多い状況でした。
内閣官房からも、以下のようにオンラインによる企業説明会や面接・試験の実施要請が出されています。
1. 新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、オンラインによる企業説明会や面接・試験の実施が可能な企業におかれては、オンラインを積極的に活用してください。 また、その旨を情報発信するようお願いいたします。
2. 通信手段や使用ツールなど、どのような条件で実施するかについて、事前に明示し、学生が準備する時間を確保してください。
3. 通信環境により、音声・映像が途切れる場合等には、学生等が不安にならないよう御対応ください。
4. オンライン環境にアクセスすることが困難な学生等に対しては、対面や他の通信手段による企業説明会や面接・試験も併せて実施してください。
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/shushoku_katsudou_yousei/2021nendosotu/corona_yousei.html
コロナ禍ということもあり、自主的に採用活動を工夫している企業が多いですが、上記も確認しておきましょう。
オンラインによる企業説明会や面接、試験などを実施するためには、参加する学生が戸惑うことなく対応できるよう、様々な取り組みや工夫が必要です。
また、上記にあるようにオンラインによる対応が難しい学生については、対面などでの対応も検討する必要があります。そのため、すべての対面による企業説明会や面接・試験を禁止する要請ではありません。
ただし、対面による説明会や面接、試験などを実施する場合は、十分な感染対策が必要です。3密を避けることや新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)の使用、検温やアルコール消毒液を設置することなどが定められています。この他、発熱などによって説明会などに参加できなかったとしても、それが採用選考に影響しないように配慮するよう要請されています。
こちらも確認しておきましょう。
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コロナ禍において、企業では採用活動をする際に様々な課題に直面しています。代表的な課題についてご紹介しましょう。
コロナ禍でも安心して採用活動を進めることができるように、スケジュールや選考方法、説明会の実施方法など、採用活動全体の見直し・調整を行っていかなければなりません。
各企業で工夫した取り組みを行っていることもあり、従来の採用活動しか行っていないようだと学生は不安に感じてしまうでしょう。
説明会や面接などオンライン化したほうが良いことは理解しているものの、そのためのノウハウがない企業が多いということも大きな課題です。また、新たな形でシステム導入が必要な場合は、そのためのコストについても問題が発生する可能性があります。
対面で直接顔を合わせる場合とは異なり、学生と接点が作りにくいのも大きな課題です。オンラインを活用した接点がうまく作れれば良いのですが、なかなかオンライン化が進まない企業の場合、接点を持てる場が制限されてしまいます。
内定辞退を防ぐために欠かせないのが、内定者のフォローです。これまでは座談会や懇談会、面談、研修、社内イベントなどで内定者フォローを行うのが一般的でした。
ですが、コロナ禍においてこれらの実施が難しくなり、どのようにフォローすれば良いのか頭を抱えている企業が多いです。
コロナ禍における採用活動では、具体的にどういった施策を行っていけば良いのでしょうか。効果的な方法について解説します。
対面式で行われる採用活動はどうしても感染リスクがあるため、オンラインによる施策を積極的に活用することが求められています。学生が不安に感じることや疑問に感じることをできる限り解決できるように、Webサイトをしっかり作り込んだり、SNSや採用オウンドメディアなども活用したりしていきましょう。
ダイレクトリクルーティングの実施についても検討してみましょう。一般的にダイレクトリクルーティングといえば、中途採用で活用されるものというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
ですが採用活動が難しくなっているコロナ禍において、直接求職者にアプローチ可能なダイレクトリクルーティングには高い効果が期待できます。攻めの採用を実施し、1人でも多くの優秀な人材を確保しましょう。
たくさん人が集まるような大型イベントは推奨できませんが、小規模のイベントを実施している企業もあります。もちろん、その際には十分な感染対策をとらなければなりません。
ある程度の人数の参加が予想されるイベントを実施するのであれば、開催を数回に分けたり、オンラインで行えるか検討したりするのも良いでしょう。
コロナ禍で思うように内定者フォローができないからといって、対策をせずにいると内定辞退につながってしまう恐れがあります。直接顔を合わせることが難しくても、できる内定者フォローはあるので工夫してみましょう。
例えば学生の悩みや不安を解消するため、ビデオ通話を積極的に活用することがおすすめです。人事担当者のほか、先輩社員と対話ができると安心する学生が多いようで、機会を設けてみるのも一案です。
また、オフィスを案内するオンラインコンテンツを制作して公開するのも、入社後のイメージを持つ手助けとなるでしょう。
ただし、学生の中には、感染のリスクを避けるためとはいえ直接社員と顔を合わせたことがなく、オフィスも実際に見たことがない状況で入社することに不安を感じる方もいます。
こういった方をフォローするためには、十分な感染対策を講じたうえで、オフラインで施策を行うことについても検討が必要だといえるでしょう。
採用ブランディングにおいても、従来の方法ではなく新たな取り組みを行ったほうが応募者の獲得につながることがあります。例えば、新型コロナウイルスに対する企業独自の取り組みをアピールすることも、今では強いブランド力になり得るでしょう。
訴求ポイントを絞り込んで、狭く深いブランディングも試したい方法です。自社が最も重要としている部分のみを訴求し、それに強く共感してくれる、または興味を持ってくれるような学生・求職者を探してみてはいかがでしょうか。
コロナ禍であることから、採用後の社員研修や社員教育についてもこれまでとは異なる形で実践していく必要があります。
例えば、社員研修でわからないことなどがあった際にすぐに相談できるよう、チャット環境を整えてみてはいかがでしょうか。指導員と気軽にやり取りできる環境が理想です。
また、なかなか対面式でコミュニケーションを取れないことに対して不安を感じる社員が多くいます。これを解消するため、ランチ会や雑談といった形でオンライン上での交流機会を設けるのも効果的です。進捗報告については定例ミーティングなどで報告しやすい環境を作っておくと良いでしょう。
コロナ禍においては、変化に応じた採用活動を行っていかなければなりません。
各企業でどのような感染対策を講じているかという問題は非常に重要です。他社に比べて対策を怠ってしまったような場合は、企業のイメージが悪くなってしまう場合があるほか、採用活動が難航してしまう恐れがあります。しっかりと対策をし、効果的な採用活動に取り組んでいきましょう。
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